皆既月食中の出来事

皆既月食を見るには気象状況が悪く、運良く見えても雲の合間から。
それでも月食を撮影しようと、時間休暇をもらって帰宅、3脚にカメラをセットして待っていると、携帯電話が鳴りました。
電話の用件は、叔父が死亡したとの知らせ・・・なんと言うことでしょう。
私の時間給は、結果、有効に使うことが出来たのですが、それにしても人間の生き死にとは不思議なものです。
死亡時間17時30分、これは皆既月食の真っ最中。
統計学的には、何の関係も無いのですが、感情的には月食が関係しているように思えてしかたありません。
お通夜が終わって、帰宅すると三脚にセットされたカメラがポツンと待っていました。
バタバタ出かけて片付ける事なんかすっかり忘れてました。
外を見ると、昨日とは打って変わって綺麗な月明かり・・・上が少し欠けた月を撮影してみました。

月表面の等倍切り出し写真です。

ついでにオリオン大星雲を撮影。
次の皆既月食は、2011年6月16日だそうです・・・こりゃ梅雨だな。
次に撮影環境に適した冬季の皆既月食は、2094年までおきません。
明日は叔父の告別式、ご冥福を祈りつつ満月をながめた夜でした。