SWR測定

NanoVNAの最初の測定として、手持ちのダミーロードを測定してみます。
1500MHz帯まで利用可能なダミーロードの周波数特性を測定して見る事にしましょう。

これが、ダミーロードです。
DC~1500MHz 50Ω
VSWR 1.15以下(~1GHz)
1.2以下(1~1.3GHz)
1.3以下(1.3~1.5GHz)
こんな感じのカタログデータですね。
では、実測です。

Format を SWRに設定します。
S11にダミーロードを接続します。

1MHz~50MHzのグラフです。
10MHz~20MHzでグラフの上昇が確認出来ますが、1.5を超えることはなさそうです。

145MHz帯域の測定では、SWR1.08ほぼ期待通りのデータです。

次の周波数は、430.00MHz~440MHzの2M帯域です。
ほぼ、フラットです。
カタログデータでは、1:1.2以下と書かれてますが、440MHzで 1:1.25でした。
少々誤差はありますが、430MHz~440MHzも安定して使えそうです。

最後は、1260MHz~1300MHzの測定です。
SWR 1:1.14 手持ちの無線機の最大周波数になります。
問題無く使えそうです。

1200MHzを超えたあたりから、SWRが悪化して行きます。
中点が、1500MHzですから、1500MHzでは、SWR 1:2を超える事になります。
カタログデータでは、1.3以下(1.3~1.5GHz)ですから、
カタログデータとは若干異なりますが、1260MHzで、SWR 1.14なので問題無く使えそうです。

取り敢えず充電も完了して、使える状態になりました。
マニュアルは英語なので、直感的に操作して、SWR程度は測定可能になりました。
マニュアルを丁寧に読み進めれば、それなりに良い測定器になりそうです。

無線

Posted by papas