直流安定化電源(廃棄)
先日から、動作が不安定だった、直流安定化電源(GSV3000)
最初は、電圧不安定で、調整用の半固定抵抗を交換。
その後、予報保全で、ブリッジダイオードも交換して使ってました。
ところが、最近無線機から小さなリレー駆動音が「ジジジジッ」と・・・そう言えば先日から、アンテナチューナーも動作が安定せず、チューニングは出来るんですが、その後一度送信しないと、受信信号が上がってきません。
外部アンテナチューナーを接続している場合、内蔵のアンテナチューナーは切り離される事になっているのですが、もしかして内蔵アンテナチューナーの誤動作かとも考え、故障切り分けのため、無線機を交換してみても症状変わらず。
内蔵アンテナチューナーは本体の向かって左側にありますが、音は右側から聞こえます。
右側には、RXアンテナ用のリレーがありますね~
しかし、送信出力も不安定になっているので、この辺の問題では無さそう。
最後に、先日から修理して使っていた電源を、予備のスイッチング電源に交換してみました。
なんと、症状がピッタリ治まりました。
電圧は出てるんですが、送信すると、若干不安定。
この程度の電圧変動では、問題無く使えるはずなので、出力電源の質が悪くなってきているのかもしれません。
オシロスコープで電源のリップルを確認してみると、あらあら、平滑回路が正常に機能していないようです。
前回ケースを開けた時に確認したのですが、4700μFの電解コンデンサーが並列に10個程並んでました、この辺もサードパーティー製の特徴ですね、安い部品で済ませてしまおう感がヒシヒシと・・・・
上の基盤が前回、半固定抵抗を交換した基盤ですが、その下が電解コンデンサ数珠つなぎの基盤です。
数が多いと、故障率も上がります。
並列接続だと、内一個が不良でも全体に影響が出てきます。
コンデンサーは並列の場合、単純な足し算ですから、47000μFになりますね。
これが、無線機メーカーが提供していた安定化電源です。
出来ればこういうしっかりした作りの物を使いたいです。
一個で56000μFです。
ラベルも「ICOM」とメーカー名が入ってます。
自社で部品を作るとは思えないので、汎用品では無くオーダーメードなんですね。
さてさて、最終的に分解して捨てられる物は、不燃物で・・・・・
大型のトランスとか、どうやって捨てるんだろう。
記念に重量でも測ってみようかな~
と言う事で計ってみました。
ざっと6Kgですね・・・重いはずです。
使い始めて5年が経過、そろそろ交換時期だったのかも・・・
メーカー製が10年、サードパーティー製が5年と言われてますから、そろそろ交換時期ではあったんですよね。
しばらくは、予備電源で運用する事にしましょう。