ノイズ対策5

小さなノイズ源は点在するんでしょうけど、大きなノイズ発生源は突き止めました。
UPSを何とかしないといけません。
確認を続けると、電源を落としても発生する充電回路からのノイズが、
常時インバータ供給方式のバックアップ出力側から放出されているようです。
サーバや、通信機器の電源トラブルを回避する為には、UPSが必要不可欠ですから、
完全に撤去して運用する事は不安が残ります。

そこでノイズフィルタ入りのOAタップでどの程度ノイズが遮断されるか確認してみました。

S7程度までは抑える事が出来るみたいです。

UPSを完全に切り離した時に、こんな感じでしたから、まだまだS3程度高いですね。

で!コレを作ってみようかと・・・・
今回のノイズフィルタ内蔵タップは2m程ケーブルが伸びてます。
このケーブルを動かすと、少しSが変化しますから、ケーブル長を最短に切り詰めて、
別売りのEMIフィルタを2段入れてみます。
接続部分のケーブルにフェライトコアを入れて、効果を確認してみます。
三段フィルタが入る事になるので、除去しきれてないようなら効果があるはずです。
逆に、除去可能範囲外のノイズなら効果が無い可能性もあります。
EMIフィルタは2個セットで3000円前後、試すにはお手頃なお値段かと・・・・

UPSを最新版にとも思いましたが、こちらは最低でも2万円以上かかりますし、
変えたところで、ノイズが無くなる保証がありません。
このあいだバッテリーを交換したばかりですから、もう少し頑張ってもらいたい。
ノイズ源は無いにこしたことはありませんが、フィルタでどの程度落とせるか試してみましょう。

フィルタを組み込むケースがコレです。
古いパソコンの電源ユニットをバラして組み込んでみます。
上のプラ段ボールカバーは、ファンが付いていた場所を目張りした部分です。

この部分は使えそうなので、そのまま流用です。

フィルタが到着しました。

取付穴をドリルで開けて、取付準備。

チョット、キチキチでしたが、何とか収まりました。
AC電源には、極性が無いように思われがちですが、実は有ります。
極性と言うより、電位の問題ですから、2極にアースされてない機器を接続する場合、
どちらの端子に接続しても問題はでません。
DC電源の場合、プラス、マイナスでハッキリしてますが、
ACの場合、NeutralとLive、NとLが存在します。
2極のコンセントを見て下さい。
小さく、N又は、Lと書いてあると思います。
物によっては、差し込み口の長さが異なります。
長い方が N(Neutral)で、短い方が L(Live)です。
3極の場合、N,L,Gになりますね。
配線はと言うと・・・
N(Neutral)が白、L(Live)が黒、G(GND)は灰色だったり赤茶だったり・・・・

完成!
入力側のケーブルも切り詰めて、切り詰め部分と両端ににフェライトコアを入れてます。
いざ!今使っているノイズフィルタ付きタップと交換すると・・・・・
!変化無し! (^_^;)
結構頑張って作ったのに・・・・
フィルタで除去出来るノイズは、ノイズフィルタ付きのタップだけで大丈夫みたいです。
最初の状態に戻して、もう一度確認していると・・・
ONUの電源を抜いている状態で、ノイズが下がりました。
あれ!なんで!他にもノイズ発生源が有ったのか・・・・
で!先ほど作った、フィルタをONUの電源系にいれると、

S1程度下がりました。
一番良い状態よりS1程度高いですが、かなり抑えられてます。
さて、更なる問題が・・・ONUこそ通信の要、電源を切るわけには行きません。
ノイズ発生源が電源アダプタなら交換すればOKですが、本体ならどうしようもありません。
筐体外部をシールドケースで覆う事くらいしか思いつきませんが・・・・
電源タップを持ち上げると、あら!軽!こりゃシールドとかしてないかも。

もう一度、ノイズ発生源をあらい直す必要が有りそうです。
訳が分からなくなってきました。
取り敢えず、安っぽい外付け電源タップを交換して見ることにしましょう。
次回へ続く・・・・