移動運用ポータブル電源(1)

先日無線設備として新たに加わった、IC-705
送信出力も10Wで、最大出力でも2A前後の消費となります。
標準装備のバッテリーでは、心許ないので、工具用に転がっている、
マキタの18Vバッテリーを、12~13.8Vに降圧して、モバイル運用で使える
ポータブル電源を作成してみる事にしました。
前回フィルタ作成で使ったパソコン用電源の筐体を使います。
先ずは、降圧ユニット。
通常だと、1.5倍程度が安定運用の18Vの入力なら、12Vですね。
マキタのバッテリーは、充電終了電圧が20Vを超えますので、
13V出力で設定する事にします。

次に組み込むのは、DCのEMIフィルタ。
スイッチング電源では、驚くほどにノイズが出ます。
フィルタを通さずに直接使う事もできますが、無線機を動かすには、
ノイズが多すぎて不向きです。
念のため、フィルタを通して接続する事にします。

そして、電力監視用のマルチメータを接続します。
電流、電圧、消費電力が表示されます。

電源ユニットのFANが入ってた部分に押し込みました。

さて、組み込み完了。
保護用のヒューズが外に飛び出してますが、ま!良いでしょう。
電源投入前に、もう一度配線をチェックして・・・・
電源投入。

上手く動作しているようです。
予定通りに出力電圧を13Vに調整して、運用して見ましょう。
今回使っている降圧ユニットは、電流制限機能もあるので、
別の無線機に接続して、最大出力50Wで送信。
この時、約8A程消費しますから、10Aを最大出力に設定しました。
非常にアナログ的ではあるのですが、送信しながら電力カットが発生する
少し手前まで絞った状態。
カットオフは大体10A前後かな~的ないい加減な設定です。

そうそう、書き忘れましたが、パソコンの電源をバラして、筐体を利用しているので、
ACの接続用ソケットが残ってます。
これは、使わないのですが、外すと間が抜けて見えるので、そのまま装備。
シガライターソケット経由で無線機を動かしてます。
マルチメータが間違って無ければ、受信状態では13V、0.25A、3.3W消費しています。
持ち運び簡単、バッテリーが無くなれば、マキタバッテリーを交換する事で、
連続運用が可能になりました。

さて、この状態でどの程度の時間運用できるか、試して見る事にします。

無線

Posted by papas