外部講師

南島原の某中学校で技術授業の外部講師を引き受ける事になりました。
無線仲間からの依頼なのですが、教員不足からの講師補助的な、業務のようです。

中学校とかの門をくぐるのは何年ぶりでしょうか。
なんとなく緊張しますね。
補助の対象は、技術科で、FMラジオの制作実習。
ハンダゴテを扱うため、安全を考慮して、5名程、外部講師が招かれてます。
生徒数が35人と言う事で、先生一人では、とても安全が確保出来ないとの事でした。
この日は、気温35℃、空調の無い技術室では、年寄りの外部講師がねをあげるので、
急遽、理科室に変更してもらいました。
4卓の理科室に総勢35人、1卓一人でも少々手薄です。
出来れば、4~5人に一人くらいの方が、目が届くのですが・・・・
キットの裏面です。
半田付けが難しい、ICチップは既に取り付けられています。

コチラが、表面ですね。

部品点数からいくと、たいした数では無いのですが、なんてったって基盤が小さい。
講師は、50代~80代まで、この世代には、小さな文字が読めません。
特にセラミックコンデンサーの数値が・・・・
抵抗とかは、テスターで何とかなりますが、静電容量に関しては測定が難しく・・・・
部品の表面に書かれた数値や記号は、生徒に読んでもらって、確認する事にしました。
さすが中学生、苦も無く読めるようです・・・・

今回初めて見る部品がありました。
コイルを三本程使っているのですが、コイルの形状が抵抗と同じなんです。
コイルと言えば、ボビンに巻かれたグルグル巻の物を考えていたんですが、
外見が抵抗です。
最初、抵抗と思いテスターで測定してみたんですが、当然0Ω・・・あれ!
それはそうです、コイルは直流に対して完全なショートになります。

個人的には依頼されてないのですが、練習用基盤を準備する事にしました。
初めて半田ゴテを握る生徒に、ぶっつけ本番は厳しそうです。

未使用のベーク版が5枚程ありますし、抵抗も山程有ります。

こんな感じです。

最近は、抵抗1本では買えないんですよね。
下手すると、100本単位での購入になるので、余り物が沢山出ます。
100Ωや、1KΩとか・・・よく使う部品は数買ってます。
良い教材になりました。

結果、半田付け練習用の基盤は大活躍。
持って行って良かったです。

学校の時限で、3時限を準備してましたが、練習に1時限、実際に作り始めて、
残り2時限でギリギリでした。
時間が余ったら、外部講師に講演してもらうとか言われてたので、
ある意味、ホットしたんですけどね。

今回、アンプが含まれませんので、スピーカーを鳴らす事はできませんが、
イヤホンでの受信でも、自分が作ったものから音が出る感動は有ったようです。

我々、外部講師もいい経験をさせてもらいました。
学校の職員構成が現在、非常に微妙な事になっています。
大きな学校は問題ないのですが、少人数(全校生徒100人以下)の学校では、
学科による教員の確保が難しいようです。
主要5教科は、良いのですが、音楽、美術、家庭、技術に関しては、
人員を確保できていません。
今回の、技術科の事業を行ったのも理科の先生です。
音楽は、入学式やら卒業式でピアノが弾ける人が必要なので、採用するみたい。
その他は、技術科 > 美術科 > 家庭科、の順番らしく、今回の学校でも、技術科の
先生はいないみたいです。
音楽の次に技術科がくるのは、パソコン導入が進んでいますから、
パソコンやタブレット、ネットワーク機器に異常が発生した時、
校内で対応出来る人材が欲しいと言う理由もあるみたいです。

今回の外部講師の取り組みに関しては、地域学校にも共有されるらしく・・・・
他の学校からも依頼があるかも・・・とか言われてました。
地域貢献と言う観点からは、良い取り組みなのかもしれませんね。
特にアマチュア無線家には、総務省でもホームページに社会貢献について
書かれてます。
無線は使わなくても、こういった技術的な方向性での貢献活動もありですね。
今回は、島原半島から2名、長崎市から2名、熊本県から1名、
無線つながりなので、地域性は少なく、広範囲になってます。
気軽に集まれるのも、趣味の仲間だからかもしれません。

最後に、アマチュア無線の性格上、完全なボランティア活動になります。
飲み物とかの提供は頂きましたが・・・・