皆既月食+惑星食

今年も皆既月食を見る事が出来ました。
今回は天候にも恵まれ、オマケに惑星食が皆既月食中に観測できるとか、
最初は月食のご紹介です。

月食開始は、6時過ぎと報道されてましたが、6時前から左下が暗くなってきました。
既に地球陰の影響で、重ならないまでも、光量が落ちてます。

始まりました。

半分程、隠れました。

あと少し。

はい、ここからは、月撮りモードから星撮りモードに切り替えます。

完全に地球の影にはいりました。
月撮りモードでは、シャッター速度「1/400」ISO「400」(最後の三日月)
最初の方は、ISO「100」でも十分撮影できます。
ここからは、シャッター速度「1/13」ISO「3200」月はとても明るいので、
隠れるといきなり星空モードです。
左下の星が、今回442年ぶりのイベント、天王星食の主役です。
少しずつ月に近づいていきます。

この変が一番くらいでしょうか。
ますます暗くなって、シャッター速度「2sec」、ISO「1600」で撮影してます。


いよいよ、天王星食の始まりです。
皆既月食中に惑星食が起こるのは極めて珍しい現象だそうで、
前回は442年前の1580年で、土星食。
次回は322年後の2344年で、こちらも土星食だそうです。
土星だったらもう少し大きく写るのかな?

左下から少しずつ明るくなってきました。

明るい部分と赤い部分の境界部分に「ターコイズフリンジ」という淡い青色の帯が見えます。
成層圏上部のオゾン層では、赤い光が吸収されて青い光が透過します。
この青色の光が地球の本影と半影の境目を縁取っているので、月に淡い青色の帯が投影されるそうです。
久し振りに観測できました。

そろそろ、星撮りモードから、月撮りモードに戻りましょう。

やっと安心できる明るさになってきました。
月撮りは非常にらくです。

はい、ほぼ満月に・・・
今年は、皆既月食の時間が長く、ジックリ撮影できました。
ただ、三脚の強度が足りませんね、レンズが重いので自重で動いてしまいます。
赤道儀も使いましたが、ポータブルタイプでこちらも力不足。
丈夫な三脚の購入を検討する必要がありそうです。
いろいろ苦労しながらも、天王星食も観測できたし、なかなか楽しい星空イベントでした。